ボロ物件投資のメリット・デメリット/なぜ長崎なのか?

  • ホーム  >  
  • ボロ物件投資のメリット・デメリット/なぜ長崎なのか?

ボロ物件投資は魅力的な投資です

ボロ物件投資のメリット・デメリット

「ワッキー」こと脇田雄太は、不動産投資関連書籍を多数執筆し(※)、長崎に600室超を保有する不動産投資家です。

私が不動産投資初心者の方におすすめしたいのは築古物件、いわゆるボロ戸建て・ボロアパートへの投資です。なぜ初心者にボロ物件投資をおすすめするのか、ボロ物件にはどのような価値や魅力があるのかという疑問にお答えすべく、築古物件投資のメリット・デメリットを解説していきます。

※『ワッキー流「200万円台」ボロ物件”連続投資”術』『不動産投資を「30万円以下」で始めて小金持ちになろう』『リスクと闘う不動産投資!──投資手法、購入、修繕、老朽化、退去、競合などあらゆるリスクを恐れない強い大家になる方法』など著書多数

ボロ家・ボロ物件に投資するメリット

メリット1メリット1

長崎には築30年を経過し、300万円未満で市場に出回っている古い戸建てやアパートがたくさんあります。中には150万円のアパート、50万円の戸建てもあるので驚きです。

新築一戸建てを購入するのはローンを組まなければ難しいですが、こうした築古物件であれば、手持ちの資金で購入することも非現実的ではありません。

無理して高額のローンを組むこと無く、少額の資金で気軽に始められ、手堅く安定的に収入を得ることができる。これがボロ物件投資の大きなメリットです。

メリット2メリット2

実は私が投資活動のメインとしている長崎では、築古物件も比較的新しい物件も、賃料にそれほど差がありません。エリアや間取りが同程度であれば、せいぜい3割程度の違いしかないのです。もちろん、購入価格は3割以上の差があります。

また、仕入れ価格の低いボロ物件は3~5年程度で元本回収できることもあり、利回りも優秀な傾向にあります。

つまり、長崎において低価格のボロ物件はコストパフォーマンスの良いメリットのある投資対象であるということなのです。

メリット3メリット3

長崎に限ったことではないのですが、地方では住まいを借りる際に「コスパ」を重視する傾向にあります。ベースが築浅か築古かであることはあまり関係なく、見た目がそれなりにキレイで水回りも清潔感があり、インフラが整っていて安心・安全が担保されていることが重要です。そして結果的に、賃料が3割ほど安い築古物件にもしっかり需要が生まれます。

たとえば、ボロ家・ボロ物件を激安で購入し、機能性や見た目を重視したリフォームを施した快適な住心地の物件を提供できれば、いとも簡単に満室にすることが可能です。

リフォームさえしっかりすれば入居者も確保できる、それがボロ物件のメリットです。

メリット4メリット4

少子高齢化の影響もあり、近年は空き家が社会問題化しています。長崎も同様で、築年数の古い空き家・空室はかなり目立っています。

ボロ物件投資は、空き家問題解決の糸口になる投資です。再生可能なものは手を加えて大切に使い続ける、それはSDGsの理念を具現化した投資であるともいえるでしょう。

長崎での不動産投資は日本という国全体への貢献にもなる、これは脇田の信条でもあります。

ボロ家・ボロ物件に投資するデメリット

デメリット1デメリット1

ボロ物件投資はどうしても手間がかかります。
ハウスメーカー等が提供する新築物件への投資、すでに満室となっている物件をオーナーチェンジで購入する。たしかにこれらは手間がかからず簡単です。しかし、その省略された手間の分だけ利益は削られてしまい、利回りは大きく下がってしまうことでしょう。

手間がかかることは確かにデメリットです。しかし、逆をいえば、時間をかける分だけ、高利回りを確保しやすいことがボロ物件投資の魅力です。

デメリット2デメリット2

ボロ物件投資では物件を見極める目が必要となります。

実際私も膨大な数の築古物件を見てきましたが、投資に向いていない物件もたくさんありました。たとえば、川沿いにあり地盤が軟弱な物件は購入すると大失敗する可能性が高いです。

一般的な土地の上に立つ建物ならば不要となる地盤修復工事が必要になるかもしれないためです。更地の状態と違い、上物のある状態では工程が複雑となるため時間や費用が膨大にかかります。

たとえ建物の状態が良くても、このような物件を掴んでしまうと大きな損失を生み出してしまうため、注意が必要です。

長崎で不動産投資をする理由

脇田はなぜ長崎で投資を始めたのか

脇田はなぜ長崎で投資を始めたのか

「なぜ脇田は長崎で不動産投資を始めたのか」これは良く聞かれる質問です。私は大阪出身であり、本来は投資を始めるならば地元でも良かったはずです。しかし今現在、私は長崎エリアの不動産投資家として成功しています。

長崎で投資を始めたきっかけは実に単純なものです。投資家として全国の不動産をネット検索していた際にたまたま東北と長崎の物件が目に入り、実際に両方とも現地に赴きその目で確認してきました。その結果、長崎の物件は日当たりも間取りも良く、リフォームで価値を高めることができると確信でき、そのまま購入を行いました。そして購入後、現地の不動産会社やリフォーム会社との人脈ができ、「長崎は自分に向いている、不動産投資をやりやすい土地だな」と感じて今に至ります。

脇田にとって不動産投資を行う上でとても重要なことが3つあります。

  • 継続して購入できる
  • 入居付がしやすい
  • 賃料が高めである

この中でも「継続して物件を購入できる」ことは投資を拡大する上で重要なポイントとなります。長崎という地はこの点がとても優れています。たとえば以前、購入した物件をリフォームしている最中に新たな物件が売り出されて、不動産会社から「脇田さん、どうですか?」と紹介されることがありました。これくらい長崎は、継続して物件を購入し続けられるエリアなのです。

そうして長崎の地で投資活動をすること十数年、いまでは管理物件を含めると600件ほどとなりました。

人口減少エリアでも不動産投資はできる?

人口減少エリアでも不動産投資はできる?

不動産投資の成否においては人口の推移はそこまで影響しません。そもそも、不動産投資で大切なことは、不動産をできるだけ安く購入して毎月安定的に家賃が入ることです。人口が減少エリアであっても、入居者さえいれば問題はないのです。

たとえば人口が増加傾向またはほぼ横ばいに推移しているエリアでは不動産需要が高く、物件購入価格もそれに伴い高い傾向にあります。つまり、利回りが減ってしまって元本回収までの期間が長くなってしまうのです。また、人口増加エリアは競合投資家もそれだけ増えますから、空室リスクも覚悟しなければいけなくなります。

私が投資を行う長崎市の場合、人口は10年ほど前で50万人、現在は40万人であと10年もすれば30万人近くになってしまうことでしょう。しかし、核家族化が進む現代では人口が減っても世帯数はそこまで減ることはありません。また、長崎はそこまで裕福なエリアというわけではなく、各世帯の可処分所得は減少していると考えられます。そのため、家賃のダウンサイジングを考える世帯はたくさんあります。

脇田が保有している物件の賃料は1件平均5万円で設定しています。たとえば、7万円のアパートに住んでいた方からすれば、5万円で住める戸建ては魅力的に映ることでしょう。そして結果的に、私の物件を選び入居してくれるのです。

確かに長崎は人口が減少しています。しかし、大切なことは人口の推移ではなく、地域特性を把握して入居者ニーズに合わせた物件を供給できることにあります。不動産投資を行うならば、入居者の気持ちになって物件購入・リフォームを進めていきましょう。

トップに戻る